新入社員として某ハウスメーカーに営業職として入社。
初めは研修のため、現場監督と現場をまわり、建築について学びました。
当時、今以上に生意気な私は、2級建築士を取得しているという自負から、研修もあまり真面目に受けず、1ヶ月を過ぎた頃には勝手に営業の勉強ばかりしていました。
当時の先輩ともよく話しますが、本当に生意気な新卒社員でした。すみません(⌒-⌒; )
7月に入り、まだ上司から接客の許可をもらえていない頃、隣の支店にいた同期2名が初契約を上げた話を聞き、焦りを感じました。
どうにか7月末に許可をもらい、8月1日から接客をさせていただきましたが、思い描いていたイメージと、実際の接客に大きな差があり、うまく説明ができません。
勝手に持ち合わせていた自信は崩れました。
ただ、そんな私に対し、教育担当の先輩は厳しくも温かく指導し続けてくれました。
そして、先輩にすべてを手伝っていただきながら8月31日に初契約をいただきます。
ここからが本当に大変でした。
右も左もわからない中、図面の打ち合わせ、資料準備、仕様打ち合わせ、住宅ローン手続きなど、必死にメモをとりながら、何度も頭を下げたくさんの人に迷惑をかけながら、一つずつ家づくりを進めていきました。
実際、私の気遣いが至らず、お客様にもご迷惑をお掛けしてしまいました・・・
工事が始まると、私は毎日現場へ足を運びました。
基礎、大工、水道、電気、設備など、本当に多くの業者様、メーカー担当者様などが毎日出入りされ、どんどんと家が作られていきます。
完成した瞬間の感動は、今でも忘れません。
入社当時「自分の力でお客様に満足してもらう家を作る」と誓い頑張っていましたが、全くのお門違い。
家というのは本当に
たくさんの『人』が協力して「お客様の想いを形にする」素晴らしいもの
であることを学びました。
あれから15年。当時お手伝いしたお客様の娘さん(5歳)も昨年成人式だったそうです。
時の流れの早さに驚くと共に、いまだにお手伝いしたお客様とつながっていられることに感謝の気持ちが溢れます☆
まだまだ半人前ですが、これからも関わるお客様に素敵な家づくりをお届けできるよう、携わる『人』と共に心を込めて精進していきます。